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執筆者の写真利明 五井渕

箱根の子どもたちに本と人との出会いを届けたい!「箱根まちなか図書館」

一冊の本との出会いが、その人の人生をちょっとだけ変えてくれるということがあります。

読書体験とは、

現実から軽やかに離れた別世界に招待してくれる未知への案内人であり、

これってわたしだけ・・・?という悩みや秘密を共有できる友達であり、

未来に続く道のりへの一歩を踏み出す勇気をくれる頼もしい味方です。

そんな出会いを得られる確率を、まちの日常の中にちょっとだけ増やしたい。

「ねぇ、これ読んだ?」の一言で人と人をつなぐきっかけをつくりたい。

そんな思いを込めた「箱根まちなか図書館」プロジェクト、

ぜひぜひ応援・支援をお願いいたします!


今回の「箱根まちなか図書館」は、メンバーたちの共通点が「本好き」ということもあって企画しました。

このまちに、もっと本をあふれさせたい!という思いがこめられています。

そう思うようになったのには、理由があります。

2つのモヤモヤ

理由のひとつは、箱根町で暮らす人たち、特に子どもたちに、「本との出会い」が少なすぎる!というモヤモヤです。 実は箱根町には、いわゆる「本屋さん」が一件もありません。 今回の活動エリアである仙石原地域では、本に出会えるのは、公共施設である学校や幼児学園、公民館の図書室。街中の商店では、「本喫茶わかば」だけ。残念ながら、公共施設の本は冊数が少なく、時代に合わせたアップデートもされていません・・・。 小涌谷にある社会教育センターの図書館に行くにもバスに乗る必要があり、となりまちの小田原や御殿場に出ていくのは小学生ひとりではかなり難しい・・・。 子どもだけで歩いて行動できる範囲に、本が少ない!

もうひとつの理由は、子どもたちに「人との出会い」が少なすぎる!というモヤモヤです。 放課後の時間、子どもたちは仙石原公園で遊んだり、お互いの家に遊びにいったり。 けれど、習い事やサークルのようなコミュニティは少ないし、駄菓子屋のような子どもだけで行けるお店もほとんどなく、地域の中に居場所・溜まり場がない・・・。ほとんど決まった場所しか行き来しない毎日です。 街中で働き暮らすいろいろな魅力ある大人と子どもが、出会う機会が少ない!

この2つのモヤモヤが、箱根まちなか図書館をつくりたいと思うようになった理由でした。


箱根まちなか図書館で実現したいこと

本や人との出会いを増やすにはどうしたらいいだろう?

そうだ!いつも歩く街中のあちこちに本があればいいんだ!


・・・という、とてもとても単純な発想からこのプロジェクトは始まりました。

箱根まちなか図書館は、こんな仕組みをイメージしています。


◎街中の飲食店や公共施設など、子どもたちが立ち寄りやすい場所に一箱サイズの本棚「ミニ図書館」を設置する。

◎図書館はいつでもだれでも無料で利用可能。

◎図書館となる本棚のDIYによる制作や、蔵書となる本の選書会を、地域での参加型ワークショップで行うことで、図書館づくりのプロセスでも人と人との出会いをつくる。



このプロジェクトを通して、子どもたちに街中での本や人との出会いを増やして、

「ワクワクするようなものがたりの世界や、見える景色をグッと広げてくれるような学び」

「地域の大人たちに見守られたあたたかい記憶と、地域への愛着・居場所感」

を感じられることを後押ししたい!と願っています。

そして、このプロジェクトを媒介にして、子どもだけではなく大人たち同士もつながりをつくり、住民同士のあたたかいコミュニティを育むことにもつながると思っています。


このクラウドファンディングと並行して、地域の関係者へのご説明や、今後の具体的な計画を進めているところですが、図書館の利用ルールを考えるのも楽しみのひとつです。たとえば、こんな感じです。



まずは、ここまで読んでいただいて、ありがとうございます!

本や人との出会い・ご縁を広げる「箱根まちなか図書館」プロジェクト

ぜひぜひ応援・支援をお願いいたします!


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